令和5年2月15日に行われた松阪市定例会では、令和5年度の予算案が審議された。
この会議では、松阪市の市長である竹上真人氏が令和5年度予算案に関する基本的な考え方を述べた。市長は、全国及び地域の状況に応じた適切な対策を講じ、市民にとって有意義な予算編成を目指すことを強調した。
予算は全体で1627億7337万円で前年度比2.9%の増加となっており、一般会計は684億3645万円、特別会計は638億8058万円、企業会計は304億5635万円である。市長は、これらの数字が地域の課題解決に寄与することを期待していると述べた。
特に注目を集めたのは、子育て支援とカーボンニュートラルに対する具体的な施策である。市は、子育て支援の強化策として、保育施設の整備及び延長保育の導入を進め、また、新たに設ける支援金により、子育て環境の充実を図る方針を示した。
また、カーボンニュートラルに向けた取り組みも力を入れており、公共施設への太陽光パネルの導入や、電気自動車(EV)化を進めると述べた。
予算が可決されれば、松阪市は持続可能な社会を目指す上で大きな一歩を踏み出すことができる。市民の生活を守り、行政サービスの質を高めるための根本的な施策の実施に向け、今後も必要な議論が続けられる見込みである。