令和3年2月15日に開催された松阪市の当初予算説明会で、特別会計及び企業会計の予算が詳しく説明された。
説明者は各課長が務め、各会計の予算案が逐次報告された。
競輪事業課の久保秀朗課長は、令和3年度の競輪事業特別会計について説明し、歳入歳出予算の総額を159億7,298万円とすることを提示した。前年と比較し、5.8%の増であり、電話投票やインターネット投票の好調が寄与していると指摘した。
次に、保険年金課の北村充課長が、国民健康保険事業特別会計について説明した。この会計の歳入歳出予算の総額は166億8,034万円とされ、コロナ禍の影響により保険税が4,126万2,000円の減となることが明らかにされた。特に収納率の見込みについても触れた。
介護保険課長の田中孝子氏は、介護保険事業特別会計の予算説明を行い、歳入歳出の予算が186億1,183万円であることを示した。これは昨年と比較し、1.9%の減となっている。新型コロナウイルスの影響を考慮した結果とされた。
後期高齢者医療事業においても、保険年金課の北村充課長が説明を行い、歳入歳出予算は39億7,985万6,000円としている。一時借入金の最高額も設定されることが伝えられた。
上下水道総務課の前崎高志課長が水道事業と公共下水道事業についても説明した。水道事業の予算は40億7,621万5,000円であり、公共下水道事業は49億1,921万1,000円となっている。特に、資本的収入においての企業債の利用が言及され、地域インフラの整備が進められることが期待されている。
また、市民病院の松山吉仁課長は病院事業会計の予算についても報告した。医業収益は114億8,310万7,000円と見込まれ、主に診療単価の上昇が要因とされている。看護師や医療費の運用についても詳細が語られた。
最後に、すべての会計の予算説明が終了し、座長の西村友志氏から出席者に労いの言葉が掛けられた。これにより、松阪市の令和3年度の各会計の予算説明会は終了した。