令和3年第1回宇治田原町議会定例会が開催された。
本会議では、令和2年度の5つの補正予算に関する議案が上程され、全会一致で可決された。これらは住民へのサービス向上と地域経済の安定を図るものである。
まず、議案第3号の令和2年度一般会計補正予算について、予算特別委員会の馬場哉委員長は報告を行い、申請された予算が認められた理由を詳細に解説した。特に、税収の増加にもかかわらず、交付税が約4000万円増加する背景に幼児教育の無償化や新たな経費が基準財政需要額に追加されたことが挙げられた。
さらに、町施行の休業要請支援事業については、町内の事業者についておおよその数が見込まれていることが示された。具体的には、経済センサスから把握された25店舗を対象にしているとのことで、支援の重要性が再確認された。
続いて、議案第4号の国民健康保険特別会計補正予算についても、質疑や討論はなく全会一致で可決された。
また、議案第5号として提出された介護保険特別会計補正予算も、委員長の報告が承認され、具体的には介護サービスの利用が減少したことが影響し、給付費が減額される見込みであることが説明された。
議案第6号と第7号の水道及び下水道事業会計の補正予算についても特に異論はなく、無事に可決される運びとなった。
谷口整議長によると、全議案に対する討論は行われず、これらの予算案は一括して可決された。
最後に散会が宣言され、次回会議日程が3月29日に予定されていることが確認された。