令和5年12月6日、宇治田原町において開催された定例会では、令和6年度の予算編成や地域創生に関する議論が展開され、
町長の西谷信夫氏は、コロナ禍からの回復を背景にした財政状況について言及した。
町長は、「令和6年度は、私の3期目の任期とともに第2期地域創生総合戦略の最終年度である」と述べ、
今後の課題として、持続可能な財政運営と住民ニーズに基づく政策を示した。
また、榎木憲法議員は財政状況の厳しさを強調し、財源の大半が町債に依存している現状について、課題を提起した。
さらに、子どもたちへの支援に関しても議論され、ふるさと納税の使途について、「夢と希望を持たせる」の理念のもと、
子どもたちが参与できる形でのイベントが求められた。
宇治田原町では、未来挑戦隊チャレンジャー育成プロジェクトを通じて、成果の可視化が重要視されている。
山本精議員は防災対策について質問し、
自主防災会の活動と避難行動要支援者について具体的な対応策を求めた。
村山総務課長は、各地域の自主防災会での協働による避難訓練の重要性を指摘し、
災害時における支援の必要性について応答した。
また、山内実貴子議員は情報発信の重要性を強調し、特に若い世代への効果的なアプローチが求められていることを指摘した。
最後に、町長は、「ハートのまち宇治田原」としてのまちづくりと、地域資源を活用したイベントの展開を約束した。
この定例会を通じて、町の次代を担う子どもたちへの期待が新たな方向性を持つこととなりそうである。
これらの取り組みにより、町民全体の関心が高まる中、地域連携の推進にも期待が寄せられる。