令和5年第2回宇治田原町議会臨時会が11月14日に開催され、重要な議題が審議された。
議会の冒頭、議長の浅田晃弘氏が開会を宣言し、全議員の出席を確認した。続いて会議録署名議員の指名が行われ、山本精議員と宇佐美まり議員が選任された。会期は1日と決定され、議長は町長に挨拶の機会を与えた。
町長の西谷信夫氏は、臨時会における挨拶で、改めて町の近況を報告 。特に、秋の実りの季節や地域のイベントについて言及した。例えば、宇治田原町の特産品である古老柿の生産が始まり、地域の商業イベント「ハートのまち商工祭」が復活したことを伝えた。
本会議の主要な議題の一つである「和解及び損害賠償の額の専決処分」について、西谷町長は報告第9号でもって、道路陥没による自転車の損害賠償に関する経緯を説明した。また、報告第10号では、教育委員会の公用車による損害についても同様に報告し、両件ともそれぞれの賠償額が和解に至ったことを強調した。
その後、議案第61号の「宇治田原町教育委員会委員の任命について」が提起され、西谷町長が川崎文男氏の再任について説明した。教育施策の目指す方向性について、町長は川崎氏の豊富な経験が教育行政において有益であるとし、支持を求めた。質疑はなく、議案は全会一致で可決された。
最後に、閉会中の継続調査の申し出に関する議題も異議なしで決議された。町長からは次回の定例会に向けた日程調整や地域公園の開園イベントの紹介があり、参加を促した。臨時会は順調に進行し、無事に閉会となった。議長は閉会の挨拶をもって本会議を終了した。