令和5年9月27日、宇治田原町議会は定例会を開催し、様々な議案について審議を行った。
主な議案として、令和4年度一般会計歳入歳出決算認定があり、賛成の意見が多数を占めた。
この決算に関して、西谷信夫町長は、実質単年度収支が2年連続で黒字化し、今後の財政運営に期待を寄せた。
また、財政状態は厳しい中でも「第5次まちづくり総合計画」に基づき、持続可能なまちづくりを目指す施策が報告された。特に、宇治田原山手線の整備や、関連する幹線道路の整備は急務であると強調された。
一方、今西利行議員からは、印鑑条例の改正に関する反対意見が表明された。彼は、マイナンバー制度におけるトラブルを引き合いに出し、制度そのものに対する不安を訴えた。
議案第50号及び第51号は、全会一致で可決された。印鑑条例に関しては、改正によりスマートフォンでの証明書取得が可能になるが、誤登録の懸念があるとの指摘があり、慎重な運用が求められる。
さらに、議案第53号、辺地総合整備計画の変更が可決された。これは、地域の整備計画に基づき、住民の生活環境向上を図るためのものであった。
令和4年度決算に関しても、各特別会計の認定が行われ、すべての議案が無事に可決された。特に、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計については、コロナ禍の影響を受けつつも、住民の健康を守るための施策が強調された。
最後に、議長が閉会を宣言し、西谷町長が議会の運営に感謝の意を表した。これにより、今回の議会は全ての議題を終了し、議会の活動が円滑に進んだことが称賛された。