令和3年第2回宇治田原町議会定例会が開催され、重要な報告と議案が多数取り上げられました。
特に、この議会においては、令和2年度の各会計の繰越計算書が報告されました。西谷信夫町長は、令和2年度宇治田原町一般会計繰越明許費繰越計算書について説明しました。この計算書は、移住促進事業や道路整備などの繰越となっており、地方自治法施行令の規定に基づいて報告されたものです。
また、町長はワクチン接種を通じて住民の生活の安定に寄与したいと語り、65歳以上の高齢者を対象に今後の集団接種を進める方針を強調しました。この取り組みは、新型コロナウイルスの影響に対応するための重要な措置であると考えられます。
さらに、議案第39号として、宇治田原町税条例の一部改正について提案がなされました。これは、地方税法の改正に基づくものであり、軽減措置が延長されることが盛り込まれています。町長は、「特に緊急を要するため、専決処分を求めている」と述べ、迅速な対応の必要性を訴えました。
報告された内容では、宇治田原町水道事業会計に関する繰越計算書や、公共下水道の整備事業における損失の補填などがあげられました。これらの事業は、地域住民の生活基盤を支える重要な役割を果たしています。
さらに、議案第36号については、令和3年度一般会計補正予算が取り上げられ、コロナ影響による子育て世帯への生活支援金が議論されました。追加予算の額は1,650万円で、これにより支援が強化されることが期待されています。
最後に、次回の会議は6月8日に予定されており、町民の意見も生かしながら今後の施策が進められることが求められています。議会の各議員は、町政の推進のためさらなる努力を続けていくことで一致しました。