宇治田原町において、高齢者ドライバーによる事故の防止が重要な議題として浮上した。藤本英樹議員は、過去に発生した高齢ドライバーによる重大事故を引用し、安全対策の必要性を訴えた。東京都では、急発進防止装置の設置に対して購入費用の90%助成を行う取り組みが進められており、宇治田原町でも同様の施策を検討すべきであると発言した。西谷信夫町長は、こうした新しい安全技術の普及に対し、今後も調査・研究を進める考えを示した。
続いて今西久美子議員が、特に小学生の通学時の安全対策について言及した。気温の上昇による熱中症のリスクや通学路の状況に対応するため、給水ポイントの設置など具体的な提案を行った。岩井直子学校教育課長は、現在の取り組みと今後の対応策についての方針を説明し、通学路の安全確保に向けた教育的アプローチを強調した。
ごみ問題についても言及され、今西議員はプラスチック削減の重要性を訴えた。宇治田原町ではプラスチック容器包装物の分別収集が進められているが、さらなる啓発活動の強化が求められている。谷出建設環境課長は、リサイクル率の向上を目指し、住民の理解を促す施策を進める必要があると答えた。
また、新たな資源回収の実施についても議論が交わされた。各種のリユース事業や環境教育の一環として、住民の意識を高め、資源の再利用促進に努めるべきとの主張がなされた。 recursos町場財政課長は、新たながリユース事業についても調査・検討を進める意向を示した。
地域活性化に向け、特に観光施策の強化が求められており、町内の観光案内の充実が呼びかけられた。観光パンフレットの周知や設置場所の表示強化を提案され、観光資源の有効活用へとつなげたい考えが強調された。最終的には、お茶の町としての誇りを持ち、地域住民と観光客に向けて、より一層の情報発信が期待される。