令和2年9月17日、宇治田原町議会定例会が開催され、6件の議案が全会一致で可決された。この日は、多くの重要な議案が討議され、住民福祉の向上に向けた内容が盛り込まれた。
最初に、議案第58号の令和2年度宇治田原町一般会計補正予算(第3号)について審査が行われ、予算特別委員会委員長の垣内秋弘氏が報告を行った。議案には交通安全対策事業費や高収益作物次期作支援事業費、学習用可動式端末整備事業費が含まれている。
特に、交通安全対策についての質疑では、安全灯の設置場所について議論があった。垣内氏は、「国道307号から町道郷之口鷲峰山線まで、全ての電柱に安全灯を設置する計画を進めている」と述べた。さらに、新庁舎前には大型の街路灯を設置予定とし、安全対策を強化する意向を示した。
高収益作物次期作支援事業では、予算が申請を上回る場合の対策についても言及された。垣内氏は、「農業共済組合の収入保険に加入することが条件となっているため、補正額で対応可能と考えている」と説明した。
続いて、議案第59号から第61号、さらに第65号及び第68号の議案も同様に全会一致で可決された。これには宇治田原町介護保険特別会計、宇治田原町水道事業、下水道事業の補正予算の他、都市計画道路工事施行協定や指定管理者の指定が含まれていた。これらの議案については質疑や討論がなく、速やかな可決に至った。
議長の谷口整氏は、出席議員が全員賛成したことを確認し、全議案の可決を公告した。また、次回の議会は10月1日に決定されたことも伝えられ、住民に向けたさらなる取り組みが期待される。