令和4年9月15日に開催された宇治田原町議会定例会では、3つの補正予算案が全会一致で可決された。
まず、議案第31号の令和4年度宇治田原町一般会計補正予算(第2号)では、燃料価格高騰対策を含む内容が議論された。総務担当理事の奥谷明氏によると、燃料補助金の対象者は推定約80件であり、農業者が20件、商工業者が60件とのこと。さらに、宇治田原山手線整備事業については、補正額1,145万円のうち1,030万円が起債になる予定で、資金面の見直しについても議論された。
次に、議案第32号についても全会一致で可決され、介護保険特別会計補正予算(第1号)に関しては、来年秋を目途にパブリックコメントを実施予定であることが報告された。教育長の奥村博已氏は、計画の早期策定に向けて進めていく意向を述べた。
最後に、議案第33号、水道事業会計補正予算(第1号)では、原油価格の高騰に対する水道料金減免についての意見が交わされた。上下水道課長の下岡浩喜氏は、人口減少や設備の老朽化に伴い水道料金改定についても検討が必要との見解を示した。今回三つの補正予算が全会一致で可決されたことは、議会の一致した結束を示す結果となった。
議長の谷口整氏は、次回の会議は9月29日に開催されることを告知し、散会した。出席者全員の賛成による可決が強調され、今後の予算実施への期待が寄せられている。