宇治田原町全員協議会が令和2年12月21日に開催され、新型コロナウイルス感染症の患者発生が報告された。
初めての感染者が確認されたことで、町は再度、感染防止策の徹底を呼びかけている。
副町長の山下康之氏は、12月19日に70代の女性と40代の男性が陽性と判定されたことを伝えた。この情報は京都府からの発表として届いたもので、町では住民への周知を行っている。
山下副町長は、年末年始に向けて基本的な感染対策の徹底を強調した。定期的な手洗いやマスクの着用を推奨し、特に密接・密集・密閉の回避を再度周知するとのことである。また、町内で事例が増加した際には、役場だよりなどで情報を発信する予定だという。
議員からは、感染が判明した場合の具体的な対応について質問が上がり、山下副町長は、コールセンターへの相談を推奨した。彼は、37度以上の熱が続く場合など、疑わしい症状が現れた際には自宅待機を徹底し、保健所への指導を仰ぐことが重要であると述べた。
健康福祉担当理事の黒川剛氏は、町内の医療機関においては、症状があれば電話で相談することが最初のステップだと説明した。医療機関も混雑している状態にあるため、適切な対応が求められている。
また、議員の山内実貴子氏は、年末年始にかかる医療機関への負担を懸念し、町の広報活動を強化し、発熱時の相談窓口を知らせる必要があると提起した。議長の谷口整氏も、住民に対する情報発信の重要性を再確認した。
総じて、宇治田原町では新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたことで、町としても慎重かつ迅速な対応が求められている。住民の理解と協力を得るため、具体的な感染対策と情報共有を進める方針が示されている。