令和3年第1回宇治田原町議会定例会が開催され、議員たちが地域の問題について意見を交わしました。
最大の焦点は、信頼回復に関する町長の姿勢や施策の進展です。今回の町長選では、町長の西谷信夫氏への支持が集まった一方で、2,000票を超える批判票が存在したことも注目されています。 今西利行議員は、「支持されないという声にも耳を傾ける必要がある」と強調し、町長が支持を受けたという事実を冷静に受け止め、その上で住民との対話を進める姿勢が求められると述べました。
また、道路整備に関しては、西谷町長が新名神高速道路の開通を見据え、宇治田原山手線を重要なインフラとして位置づける意向を強調しました。藤本英樹議員は、円滑な交通網形成の重要性や住民生活への影響について質問し、町長が具体的な計画を示したことを評価しましたが、一部住民からは不安の声も上がていました。この事業が進む中で、新庁舎の位置や施設一体型小中学校についての懸念も示されています。
小中一貫教育については、保護者からの不安の声が強まっていることが明らかになりました。また、学校の改築や統合については、地域住民からの反発も懸念されており、今後は地域の意見を丁寧に聞く姿勢が不可欠とされています。
さらに、新型コロナウイルス対策にも関連した問題として、避難所運営の新たな方針が示されました。感染対策を講じた上での避難所運営が求められる中、青山公紀総務課長は、住民の安全を守るための取り組みを進めていく意向を示しました。