令和元年第2回宇治田原町議会定例会が6月11日、開催された。この日は議案として天皇陛下御即位奉祝賀詞を決議する議案が上程され、全員の賛成を得て可決された。
松本健治議員はその後の一般質問で、特に子どもたちの安全について強調した。まず、歩道などの整備を求めた。彼は「過去の痛ましい事故を再発させないために、歩道が必要だ」と述べた。大津市での事故を受け、一時的な対策としてバリケードの設置を提案した。現在の歩行環境が非常に危険であると危惧している。
続いて、松本議員はスクールゾーンの整備の必要性にも言及した。彼は「通学路において、特に小学校や保育所周辺での安全対策が必要」と訴えた。特に20キロ制限の場所においては実際に守られていない現状を説明し、校区全体での啓発活動を強化したいとの意向を示した。
さらに、地域住民の見守り活動も重要視され、松本議員は「地域全体で子どもたちを見守る取り組みを進めなければならない」と強調した。そのためには住民が積極的に子どもたちの通学を見守る意識を持つことが重要であると述べた。
次に、今西久美子議員も、子どもたちの安全対策について言及した。彼女は特に自治体の役割について触れ、地域の協力を得た見守りの強化を求めるとともに、必要な研修やサポートを充実させることを提案した。
教育長の奥村博已氏は、一般的な安全対策が行われていることを説明し、見守り隊の活動についても言及したが、「さらなる充実が必要であり、警察とも連携して対応に努める」と述べた。藤本英樹議員も通学路の事故防止策を求め、今後の取り組みを重視することが決議された。
この他にも、議員から高齢者支援、スポーツ振興、幼児教育無償化など多岐に渡る質問があり、町民に対する行政サービス向上に向けた意見が飛び交った。