令和4年第1回宇治田原町議会臨時会が5月18日に開催された。本会議では、4つの議案が審議され、すべて承認された。
最初の議題は、宇治田原町税条例の一部を改正する条例制定の専決処分についてであり、出席議員全員の賛成によって承認された。次に、国民健康保険税条例の改正が議題に上がった。この議案に対して、今西利行議員が反対討論を行った。今西議員は、保険税の軽減対象世帯が増えず、賦課限度額の引き上げが行われるだけで、大きな問題が解決されないと指摘した。
議案第26号は賛成多数で可決されたものの、大切な問題の指摘は議会内に残った。次の議題では、副町長の選任が取り上げられた。山本精議員が不同意の立場から討論し、町政運営に対する不満の声が上がっている現状を申し上げた。反対意見も出たが、最終的には賛成多数により採決され、新副町長に山下康之氏が選任された。
最後には、職員の給与に関する条例の一部改正が審議され、森山高広議員がインフレなどの経済状況を理由に反対意見を述べる場面もあったが、こちらも賛成多数で可決された。引き続き、閉会中の継続調査の申し出が行われ、異議なしとされ、会議は閉会に至った。これらの議案について町長の西谷信夫氏は、山下副町長の選任がもたらす将来の行政運営に期待を寄せており、議会の協力を求めた。