令和4年第2回宇治田原町議会定例会が6月16日に開催された。
この定例会では、重要な議案が立て続けに審議された。特に注目されるのは、宇治田原町税条例の一部改正、及び財産取得に関する議案である。
委員長の藤本英樹氏は、議案第29号について「全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました」と報告した。質疑はなく、議員たちは満場一致でこの議案を通過させた。
続いて、議案第30号では新しい消防ポンプ自動車の取得が提案された。この自動車には泡消火装置が備わっている。
質疑の中で、消防ポンプ自動車の現状についての質問が挙がり、京田辺市消防本部には既に何台か配置されているが、具体的な台数は未確認との回答があった。
議案第30号もまた、全会一致で可決され、宇治田原町は新たな資産を手に入れることなった。
その後、予算特別委員会の山内実貴子委員長が議案第28号の報告を行った。令和4年度の一般会計補正予算が全会一致で可決されたことを伝えた。
この補正予算は国施策に基づくものであり、物価高騰が問題視される中、地域の住民を支える施策が求められている。
山内委員長は、「生活支援や産業支援の視点から、可能な限り早期に新たな補正予算を提案したい」と述べた。そのためにさらなる実態把握を進める方針を示した。
最後に、閉会の挨拶は西谷信夫町長が行った。「議員各位におかれましては、大変ありがとうございました」と感謝の意を表し、可決された案件について迅速に執行することを誓った。町長は、宇治田原山手線の整備に向けた具体的な進捗状況も言及し、地域の発展に寄与する道整備の重要性を強調した。
定例会は午前10時に開始され、全ての議題を無事に終了した。議長の谷口整氏は「無事閉会できたことに感謝します」と述べ、次回の定例会に向けた準備を呼び掛けた。議会全体が円滑に進行し、任務を果たしたことが印象に残る会議だった。