令和元年第4回宇治田原町議会定例会が、12月18日に開かれた。
さまざまな議題が上程され、多くの議案が審議された。
特に、選挙管理委員会委員及び補充員の選挙が行われ、議長から指名された人物が選ばれた。議案第56号に関連して町長の西谷信夫氏が撤回請求をした。撤回の理由としては、十分な説明がなかったことや、改正内容に関する検討不足が指摘されたとされ、その後、全員一致で撤回が承認された。
また、議案第48号では宇治田原町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定が全会一致で可決され、職員の処遇改善に関する質疑も行われた。具体的には、退職手当の支給に関する質疑が出され、フルタイム職員とパートタイム職員で支給の有無が異なることが説明された。特に、常勤職員への待遇が向上することが期待されている。
議案第49号では、地方公務員法および地方自治法の改正に伴う関連条例の整備が承認され、これも全会一致で進められた。また、第53号の職員勤務時間や休暇に関する条例の一部改正も無事に可決された。
道路新設工事に関する議案、第57号および公共施設関連の第58号も同様に議題に上り、賛成多数で可決されたことが報告された。これにより、町のインフラ整備が進展することが見込まれている。
さらに、特定教育・保育施設の運営に関する条例改正や、立保育所に関する対策も議論され、いずれも全会一致で可決された。特に、幼児教育の無償化が保護者負担の軽減に寄与する期待が高まっている。
閉会に際し、町長の西谷信夫氏が議会の開催に感謝の意を示し、可決された各議案について今後の適切な執行を約束した。議会としての予算案が承認されたことにより、今後の町政運営において住民の生活向上に寄与したい意向が強調された。最後に、住民理解を得るための丁寧な説明が必要であるとの教訓も述べられた。