令和4年12月8日、宇治田原町議会第4回定例会が開かれ、議員から高齢者対策や地域共生社会の実現に向けた取り組み、子育て支援の拡充など、重要なテーマについて質問が行われた。
会議ではまず、山本精議員が高齢者対策について言及し、加齢性難聴対策の重要性を強調した。昨今、高齢者における難聴の問題が増加し、多くの方が補聴器を使用する必要に迫られているが、その普及率は低い。山本議員は、補聴器の助成制度の必要性について質問し、中村福祉課長はません、現在の取り組みや課題について説明 ,補聴器の助成など支援策の重要性を再認識させた。
次に、榎木憲法議員が地域共生社会の実現に向けた動きについて尋ね、現在の社会保障制度の課題を指摘した。副町長からは、個別支援計画の作成状況や各支援機関との連携が強化されつつあることが報告されたが、依然として推進に向けた課題が残っていることも述べられた。特に、地域での支え合いが重要であり、柔軟な相談体制の構築が求められているとのこと。
また、今西利行議員は子育て支援の拡充を求め、通学に対するバス代全額補助の復活や給食費の無償化について提言した。教育長は、限られた財源の中での見直しを行っているが、保護者の家計負担軽減に向けた方策について今後の検討を約束した。
森山議員は町ホームページの改善提案として、過去イベント情報の整理や外部団体との連携強化について言及したが、未だ明確な具体策は打ち出されていない状況である。また、ストリートビューの活用についても具体的に地域の魅力を発信する重要性が述べられた。
最後に上野雅央議員が地域共生社会の進め方について質疑し、うじた原町は住民同士が支え合う仕組みの構築を目指す姿勢を示した。町は喫緊の課題として受け止め、様々な取り組みを進めていく方針である。