令和3年9月29日に宇治田原町全員協議会が開催された。議事では建設工事に関する報告が主要な議題として取り上げられ、入札状況が説明された。特に、7件の建設工事等請負契約についての詳細が発表された。入札した業者の参加状況や工事内容については、地域の業者への影響が懸念されている。
企画財政課の村山和弘課長が報告に立ち、各工事について詳しい情報を提供した。契約件数は7件で、請負金額が1,000万円以上の工事で構成されている。具体的には、デジタル防災行政無線整備事業などの公共事業が含まれる。
しかし、入札に関して榎木憲法議員から地元業者の参加が少ない状況が指摘された。榎木議員は、地元企業が入札に参加できない理由を尋ねたところ、建設事業担当理事の垣内清文氏が、参加条件が厳しいことを挙げた。 「舗装工事の条件が特に厳しく、入札要件が業者の技術力や資格に依存している」と説明した。
また、デジタル防災行政無線の整備に関して、原田周一議員が提案の詳細や他の業者の状況について質問。総務担当理事の奥谷明氏は、3者が提案を出し、その中で西菱電機株式会社が選ばれた理由を説明した。
続く日程二では令和3年第4回定例会の日程について議論が行われた。12月6日から12月20までの期間で開会予定であり、コロナの状況次第では補正予算の必要性もあると述べた。
さらに、副町長の山下康之氏が人事異動に関する報告を行った。10月1日付で3名の職員が異動することが決まっており、特に医療対応への取り組みが強化されている。また、町制施行65周年記念式典が小規模ながら開催される予定であることも伝えられた。コロナ禍の影響で式典の開催方法が変更されたことを確認した。
最後に、重大事件等調査特別委員会の開催が要請された。議事は終了し、参加者はお疲れ様でしたと挨拶を交わし、午前11時53分に協議会が閉会した。