令和元年第2回宇治田原町議会定例会が6月6日、開会した。
議会は6月20日までの15日間の会期で進行する。
会議では、まず議長の谷口整氏が出席議員に挨拶した後、会期の決定が行われ、異議なく承認された。
続いて、町長の西谷信夫氏から報告があり、最近の事故や事件についての憂慮を示した上で、防災対策の強化を強調した。
具体的には、滋賀県大津市の事故を受けた安全対策や、幼児や小学生の登校時の安全確保に関する調査結果を示した。
また、地域防災に関する取り組みも報告され、ドローンの活用が視野に入っていることが共有された。
この定例会では、予算案や条例案などが提出され、特に税制に関する提案が目立つ。
議案第24号から第26号においては、宇治田原町税条例の改正が説明された。
町長は、住宅ローン控除の拡充や国民健康保険税の見直し、介護保険条例の改正が含まれると述べた。
この改正の重要点として、基礎課税額の引き上げや低所得者向けの負担軽減について触れ、討論が行われた。
特に、今西久美子議員は、改正案に対する反対意見を述べ、低所得者層への影響を懸念し、国保税引き下げの必要性を強調した。
他にも、災害弔慰金の条例改正や土地採取規制の強化といった議題があり、議会内で活発な意見交換が行われた。
今後の審議は各常任委員会に付託される予定である。議会は午後10時30分に散会し、次回は6月11日に予定されている。