令和元年第4回宇治田原町議会定例会が12月10日、始まりました。
一般質問において、藤本英樹議員は防災対策の重要性に言及しました。議員は過去の大規模自然災害を挙げ、防災士の役割が地域で重要であると訴えました。「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識を持つことが、地域の防災力を高めると強調しました。
続いて、藤本議員は防災士の研修計画についても質問しました。現在、宇治田原町には防災士が22名登録されていますが、全員が男性であることに懸念を示しました。「避難所の運営には多様な視点が必要だ」と述べ、特に女性防災士の育成が求められるとしました。
青山公紀総務課長は、防災士への研修計画を進めているとし、今後の研修や意見交換会の開催を検討していると回答しました。また、奥谷明総務部長は、町全体の防災力向上に向けて、女性や地域ごとの防災士育成を進めていく重要性を認めました。 女性防災士が増えることで、様々な住民に配慮した避難所運営が可能になると話しました。
次に、東京オリンピックについての質問に移り、聖火リレーに関連するルート選定に関する議論が行われました。清水清社会教育課長は、正式な発表がまだされていない中でのルートについて具体的にはお答えできないとしたが、町を挙げて期待を寄せています。藤本議員は、新庁舎の完成と新茶の摘茶最盛期のタイミングで、地域の特産もアピールするべきだとの意見を示しました。
馬場哉議員は、第5次まちづくり総合計画に関して質問し、改定作業の透明性について触れました。議会へ報告があった改定案の進捗状況を確認し、町民への情報公開の重要性を指摘しました。