令和3年第4回宇治田原町議会定例会が開催され、数件の議案が可決された。
議案第71号の町道路線の認定については、全会一致で可決が決定された。議長の谷口整氏が発言し、特に質疑はなかったと報告された。
続いて、議案第72号、宇治田原町旧役場庁舎解体工事請負契約に関する討論が行われた。委員長の藤本英樹氏は、解体工事に伴うアスベスト問題について質問が寄せられたことを明かした。調査によれば20カ所中8カ所にアスベストが含まれているとのことで、適切な処理を行う方針が示された。また、補正予算に関連する質疑では、工事費用が当初の見込みよりも減額となった理由が説明された。
議案第73号の宇治田原町営土地改良事業に関しても、特に異論はなく、可決された。次に、議案第74号、公の施設の区域外利用に関する協議についても、全会一致で承認された。委員長は、過去の事例を挙げて手続きの透明性を強調した。
議案第70号、宇治田原町国民健康保険条例の改正に関しても、全会一致で可決された。特に異論はなく、審査も順調に進んだ。
さらに、議案第75号、令和3年度一般会計補正予算も全会一致で承認され、子育て世帯への臨時特別給付金事業費についての質疑が行われた。報告によると、給付金は年内に支給される見込みで、申請受付が来年1月から開始される。町長の西谷信夫氏は、事業の進捗を報告し、地域の福祉向上を目指す意義を強調した。
最後に、重大事件等調査特別委員会の廃止、議員派遣、閉会中の継続調査の申し出についても特に異議はなく、承認された。議会は12月20日午前10時に開会し、午前10時19分に閉会となった。