令和3年12月17日に、宇治田原町議会で第4回定例会が開かれた。
会議では、住民税非課税世帯への特別給付金など、補正予算が議題に上がった。町長の西谷信夫氏が、新たに1億8,550万5,000円を追加することを提案し、歳入が国庫支出金を含むことを説明した。
住民税非課税世帯には1世帯当たり10万円、さらに子育て世帯へも5万円を給付する予定で、これは年内に実施される見込みという。歳出の関連項目は、民生費に分類され、予算総額は55億4,824万1,000円となる。
この議案については他の議員からの質疑は無く、予算特別委員会に付託された。
次に、和束町で捕獲された熊に関する意見書第2号が上程された。
藤本英樹議員が、その内容について意見書案を朗読した。熊の生息圏を離れた本町での放獣計画への懸念や、住民の理解を得るための措置を求める意見が述べられていた。
この問題は全国的にも注目を集めており、議会内では地域住民の不安解消の重要性が強調された。意見書内容に対する質疑応答は無く、賛成多数で可決された。
最後に、議長の谷口整氏が次回会議の予定を告知し、会議は散会となった。次回は12月20日、午前10時より開催される。