令和3年第2回宇治田原町議会定例会では、複数の議案が可決された。
特に、自治功労者表彰条例や税条例の改正については、質疑の応答もなく、全会一致での可決が決定した。議長の谷口整議員は、議案第37号から第40号までを一括し、その採決を進めた。
総務建設常任委員会の藤本英樹委員長は、議案第37号の改正について「全会一致で原案通り可決と決しました」と報告した。また、税条例等の改正についても同様の結果となり、議案第40号の町道路線の認定も可決されている。
道との関係で主に関心が寄せられたのは、新規住宅開発区域周辺の降雨対策であった。これについて、想定外の降雨へは何らかの対策を講じる考えを示した。
さらに、令和3年度宇治田原町一般会計補正予算(第1号)についても、馬場哉予算特別委員会委員長が審査の結果を報告し、全会一致での可決を確認した。特に子育て世帯支援に関する支出については、周知の方法や対象者の範囲について質問が寄せられた。
来る夏に向け、住民が安全に生活できるよう、町は防災対策に注力していくと、町長の西谷信夫氏は閉会時に述べた。今回の議会には問題提起の声が上がることなく、スムーズな運営が行われた。議長は最後に「皆様とともに災害時における対応が円滑に行えるよう努力してまいります」と感謝の意を示した。
このような背景の中、議員は皆、今後の宇治田原町のために喫緊の課題に取り組む必要性を感じているようだ。町長は引き続きワクチン接種や感染防止に取り組む姿勢を強調し、町の未来に向けた発言を締めくくった。