令和4年3月16日、宇治田原町全員協議会が開催された。
この会議では、行政諸報告が行われ、特に建設工事等の請負契約状況が詳しく説明された。村山和弘企画財政課長は、建設工事請負契約が5件あり、全て電子入札で行われたとした。中でも、宇治田原中央公園の電気設備工事は、株式会社馬場義電気が請負い、工費は1,851万1,900円、工期は令和3年12月28日から令和4年3月31日までと報告した。
さらに、9件の入札による契約に続いて、野田泰生教育次長が小中一貫教育施設調査研究事業に関する最終報告を説明した。この事業に関連し、開校予定時期が令和6年度から延期されることになった。その理由には、事業費が給食調理場の有無で変動し、総事業費が約25億円から28億円に見直されたことが影響している。
野田氏は、教育環境の変化にも言及し、ウィズコロナの状況にどう対応するか、新たな方針を考慮する必要があると述べた。また、今後は地域と学校が協力して子供たちの教育を支援する地域学校協働活動を進める方針を明らかにした。議会での質疑応答では、学校教育課長の馬場浩氏が、開校延期に対する理解があるとの意見もあったと説明した。
榎木憲法議員は、開校時期の延期に対しクリエイト会議の見解などを尋ねた。馬場氏は、延期の理由として財政状況や新たな課題を挙げ、この決定に委員たちも理解していると説明した。議会の中で、以前から延長が懸念されていた教育環境の変化に関しても議論が活発となり、今後の進め方について慎重な意見が寄せられた。
これに伴い、教育環境におけるスクールバスの導入など、新たな課題も提起され、今後の対応について協議が進められることが期待されている。最後に、議長が次回の協議会開催を告知し、会議は閉会した。