令和3年6月14日、宇治市議会において定例会が開催された。
議事日程は多数の議案を含み、特に市税条例や手数料条例に関する議案が目を引く。
日程第2として行われた質疑では、議案第47号から第56号が一括して議題となった。議長の堀明人氏は、「質疑の受付はない」と述べ、全議案は常任委員会に付託されることが決定した。
具体的には、議案第47号では手数料条例の改正が提案され、その背景にはコロナ禍における市の収入減少があると言われている。金ヶ崎秀明議員は、「市民に影響する条例改正には慎重を期して欲しい」と発言した。
また、議案第48号の市税条例変更に関しては、財政的な観点が重視され、厳しい状況を鑑みた柔軟な対応が必要とされている。 鈴木崇義議員は、「これまでの財政運営を見直し、必要な変更を行う必要がある」と述べた。
文化振興に関連する議案第49号では、文化会館条例の改正が議題となり、芸術活動の支援を求める声があがった。秋月新治議員は、「文化活動は市民の生活を豊かにするため、支援を惜しまないように願いたい」と強調した。
この他にも道路整備や公園条例の改正を含む議案が審議され、市のインフラ整備の重要性が議論された。常任委員会への付託後、これらは専門的な審査を受けることになる。
会議は午前10時に開始され、10時01分には全ての議事が終了した。議長は、必要な手続きの後、本日はこれにて散会とする旨を述べた。今後の議会活動においても、住民に寄り添った政策が求められるだろう。