令和5年12月22日、京田辺市議会は定例会を開催した。
今回の会議は議案の可決や市政に関する報告があった。特に、重要な議案がいくつか可決された。
議案第51号では、京田辺市組織条例の一部改正が行われ、輝くこども未来室の廃止と新たにこども未来部を設置することが決定された。また、議案第52号では、会計年度任用職員への勤勉手当の支給が可能となる改正が行われた。
議案第54号及び第59号では、それぞれ国民健康保険税条例および火災予防条例の一部改正が採決され、賛成多数で可決される運びとなった。
さらに、重要な議案として第60号が取り上げられた。令和5・6年度継続施行防災施設整備事業に伴う第1期造成工事について、総合評価競争入札方式で契約を締結することが決まり、可燃ごみ広域処理施設敷地の造成工事と関連した質疑も行われた。
議案第49号及び第50号は、中学校給食の開始に伴う学校給食センターの設置及び管理の条例制定について、積極的な議論が交わされ可決が促された。上田毅文教福祉常任委員長の報告では、教育環境の改善についての意見も反映されていた。
また、今回の会議では請願第1号が提出され、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、教育環境の充実を求める要望があった。しかし、これに対する採決は賛成少数で不採択となった。
また、「大阪・関西万博の中止を求める意見書」も提出されたが、採決の結果、こちらも否決された。
議会はまた、低所得世帯への支援として、様々な議案を通じて市民福祉の向上を図ることを重視している。次年度の一般会計補正予算案は、物価高騰に対応した施策が反映された内容となっている。市長は、議員に対する感謝の意を示し、今後の連携を求めて閉会の挨拶を行った。市議会は、2025年に予定されている大阪・関西万博についての懸念を表し、市民の負担を軽減するための施策を今後も模索していく意向を示している。