令和5年6月30日、宇治市議会は定例会を開催し、重要な議案を慎重に審議した。
会議では、議案第45号として提案された固定資産評価審査委員会メンバーの選任を議論した。
松村淳子市長は新たに木村綾乃氏を提案し、過去の実績を基に信任を求めた。全会一致で承認された。
続いて、農業委員会委員の任命に関する議案第46号が挙がった。同じく松村市長が提案した14名の候補者が了承され、彼らの選任も無事に決議された。
次に、物価高騰への対応策として議案第30号及び第31号が審議された。山崎匡議員は、デジタルクーポン事業に関する質疑を行った。市民の生活を応援するため、このデジタルクーポンの利用が広がるべき、と主張した。市側は、対象を店舗に拡大したことを報告し、市民への利用促進を約束した。
また、ワクチン接種に関する議案において、健康長寿部長の星川修氏は適切な予算の使い道について意義を述べた。不適正な請求はなかったとし、透明性を維持しながら市民の健康を守るため努力する旨の発言があった。
この日の最大の焦点となったのは、意見書案第4号、日本の軍事大国化を止めることに関する議案だった。自民と公明の勢力によって否決され、議会内での議論は白熱した。議員たちは市民の声を代表する責任を強く意識しながら議事を進めていた。
最後に、議長の松峯茂氏が全ての議題を終結し、閉会を宣言した。議会の決議が市民生活に直結することを改めて感じさせる会議となったものであった。