令和5年12月の宇治市定例会では、多くの重要なテーマが取り上げられた。
水道事業の広域化については、京都府の水道ビジョン(第2次)に基づき、広域連携が議論されている。京都府の計画では、経営形態の検討に関する意見が求められ、宇治市の上下水道部長は、自己水と府営水の割合などから市の事情が異なるため、慎重な議論が必要と述べる一方で、経営の効率化が期待できる広域化の検討は重要とも強調した。
次に、水道料金については、令和7年度の値上げが懸念され、宇治市にとっては更なる負担増となる。上下水道部長は、宇治市民に対する料金値上げの影響について説明責任があるとし、再検討を府に要望したことを報告した。市民の指摘する建設負担水量の見直しについても意見を表明しており、宇治市は積極的に立場を表明している。
また、昨今の研究によると、PFAS 上昇の問題が関心を集めており、宇治市は京都府との連携に基づく調査によって、地域の水質状況を改善する努力を続けているが、より具体的な発出源の調査に関しては、引き続き府に調査の要請を行うべきとの意見が示された。
黄檗地域については、交差点の見通しが悪く、交通安全対策を求める声が強い。市道宇治五ケ庄線の拡幅事業は進行中であり、早急な信号機設置については、地域の声に耳を傾け、早期に運用開始を目指す意向が示されている。市では引き続き、京都府と連携してこの地域の交通安全対策に取り組んでいるが、具体的な成果を期待されている。
最後に、市道五ケ庄63号線の歩道整備は進行中であり、歩道のバリアフリー化に向けて継続して事業が進められています。市は地域のニーズに応じて柔軟に対策を講じていく必要があることを認識することが求められています。今後も市民福祉の向上を目指し、効果的な環境づくりに力を入れていく考えを示している。