令和3年9月29日、宇治市議会において定例会が開かれ、一般質問を含む様々な議題が扱われた。会議では、市長の松村淳子氏が、地元市民との対話の重要性を強調しながら、小中一貫校の設置について説明を行った。
市長は、小中一貫校の設置について、地域からの強い要望と市長の意志が一致した結果として、最終的に西小倉中学校を選定したと述べた。しかし、市民からは当該決定に対して疑問の声も上がっており、地域の合意形成が十分ではないとの指摘がある。
市長は、今後の小中一貫校の設計に際しては、地域住民の意見を何よりも尊重し、可能な限り素早く開校を目指すとしながらも、慎重に取り組む姿勢を見せた。さらに、教育委員会が議論を重ねてきたことも引き合いに出し、地域の意見を聴く重要性を再確認した。
続いて、宇治市の駐輪場の再整備に関する議題も取り上げられ、過去には公共交通の利用を促進するための整備が真剣に検討されてきた。しかし、緒議会では北側の広場整備についての認識と整備の優先度についても伺い、結果的には駐輪場の再整備が先行結論とされたことに対し懸念が示された。
議員からは、駐輪場再整備についての透明性の欠如や周知不足が指摘され、この点についても見直しの意見が相次いだ。その中で、公共の利益を優先するために、途中経過の説明や報告を求める発言が数多く見受けられた。