令和3年3月30日、宇治市議会は定例会を開催した。
重要な議題として、副市長候補の選任同意が注目されている。松村淳子市長は、「新たに川口龍雄氏を副市長に選任したい」と述べた。川口氏は長年の行政経験からその適任者であると強調し、議会の理解を求めた。質疑応答では、賛成の意見が多数を占め、議案は同意された。
続いて、固定資産評価審査委員の選任に関する議案が提出された。松村市長は、井上玲子氏の再選任を議会に求めた。井上氏は税理士としての知識や経験を持ち、適任とされている。議論の末、議会は同意の票を投じた。
人権擁護委員候補者に関する諮問も行われた。松村市長は竹田隆司氏を候補として推薦し、その意義を説明した。議会は意見を付けて賛成の声を示し、本人の適任さが確認された。
さらに、令和3年度宇治市の一般会計予算は、新型コロナウイルス対策に配慮した内容である。市の福祉施策や地域振興に向けた施策が盛り込まれ、予算の拡充が求められている。また、国民健康保険や介護保険の料金改定に関しても議論が交わされた。特に、健康保険料の値上げに対し「市民の負担を考慮すべき」といった意見が多く上がった。
地域密着型サービスの基準見直しのための条例改正も可決され、事業の運営に向けた基準が設定されることになった。議会では、多くの意見が出されたが、総合的に取り組みへの期待が寄せられた。
議会の最後には、公共施設の管理や市内道路の認定・廃止についても報告され、継続すべき合意形成が図られた。市民環境常任委員会や建設水道常任委員会の報告も承認され、細部にわたる調査が行われる予定だ。