令和4年第1回宇土市議会臨時会が3月24日に開催された。
この会議では、ロシアによるウクライナへの侵攻に関する意見書と、宇土市の一般会計補正予算に関する専決処分が審議された。
まず、議長の中口俊宏氏が開会を宣言した後、欠席者の報告が行われた。続いて、会期の決定が行われ、会期は本日1日のみとされた。
市長の元松茂樹氏は、議案についての提案理由を説明した。ロシアによる軍事行動が国際社会の平和を脅かしていることは事実であり、非人道的な行為に対する強い批判が表明された。元松市長は、「ウクライナに平和がもたらされることを切に願っている」と述べた。
次に、議案第37号が議題に上がり、これは令和3年度の宇土市一般会計補正予算に関するもので、229万2千円の増額を審議するものだ。市長は、「緊急を要し、議会を招集する時間的余裕がないため、専決処分を行った」と理由を説明した。
本議案に対する質疑はなく、即座に採決に進んだ。全議員が賛成し、原案通り承認された。
一方、ウクライナ侵攻に関する意見書は、発議第3号として審議された。福田慧一氏は、ロシアの無差別攻撃がいかに民間人に影響を及ぼしているかを詳述し、「軍事行動の即時停止を強く望む」と訴えた。この意見書もまた全員賛成により可決された。
さらに、元松市長は、今後の組織見直しについて言及した。来月1日から、企画部まちづくり推進課に新たに設置されるDX推進室が、デジタル化の推進を担当することとなる。
最後に、コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置が解除されたことに触れ、市長は「市民の皆様には今後も感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけ、会議を締めた。
午前11時03分に閉会し、議員の協力への感謝が述べられた。