令和6年第1回宇城市議会定例会が開催された。
主要議題が多く取り上げられ、特に注目されるのは、令和6年度予算案に関する議案である。これには一般会計予算、国民健康保険特別会計予算、後期高齢者医療特別会計予算、介護保険特別会計予算、奨学金特別会計予算が含まれ、市民生活に直結した内容となっている。
市長、守田憲史氏は、議案の提案理由を説明し、令和6年度一般会計予算の総額は350億円を超えていると述べた。財源の有効活用と優先施策の推進を図る予算編成が行われた。
さらに、福祉部長の岩井智氏が介護保険条例の改正について説明した。今回の改正は、介護保険法施行令の改正に基づくものであり、保険料率の変更が含まれる。保険料は所得段階を現在の10段階から13段階へ細分化し、基準額を年額72,000円に引き下げるていく予定である。これにより、高齢者の経済的負担軽減に寄与する狙いがあると強調した。
教育長の任命についても取り上げられた。平岡和徳氏の再任を巡り、兼業の件について懸念が示される中、総務部長は彼が関わる役職がボランティアであることを挙げ、問題がないことを確認した。また、教育委員会委員についても新たに田上美智子氏の任命が議題に挙がり、特に異議はなかった。
最後に、議案は継続して審議されることが決定され、必要に応じて各委員会での議論が求められている。議会は市民の安全と福祉向上に寄与する施策をしっかりと実施していくことが重要である。議案内容を市民に十分に理解してもらうため、透明性を高めた情報発信も求められる。
今後の議論と施策に注目をしていく必要がある。