令和2年6月15日、宇土市議会が定例会を開催した。
市長、元松茂樹氏は開会に先立ち、事務報告を行い、議題に移った。
この日は、会期が本日から6月30日までの16日間であることが決定された。議長の柴田正樹氏は、日程に従い、最初に会議録署名議員の指名を行い、次に会期の決定を議題とした。議員たちは、「異議なし」と声を揃え、会期の決定に合意した。
日程にあたっては、様々な議案が議題に上がる中で、特に人権擁護委員の候補者推薦に関する諮問第1号から第3号についての審議が行われた。市長の提案理由説明の後、議員たちが集まり、質疑を経てこれらの推薦に全員が賛成することが確認された。推薦者には、野村きよみ氏、藤井敬夫氏、中熊照美氏が含まれており、これが承認された。
さらに、専決処分の報告及び承認を求める議案も複数提案された。特に、令和元年度宇土市一般会計補正予算の補正額が2億1,561万5千円となり、補正後の総額が181億4,061万7千円になることが説明された。市長は、社会保障や税番号制度の費用、コロナ関連の事業を含むさまざまな予算が計上されていると述べた。
新型コロナウイルス感染症対策についても触れられ、元松市長は、感染リスクを避けるための具体的な取組が求められることを強調した。特に、避難所の運営が新たな感染症対策を要することが挙げられ、これに対する対策を市として進める決意が示された。
最後に、市長は新型コロナウイルス感染症による影響を受けた市民への支援策として、特別定額給付金の申請状況や感染症対策に関する取組について報告した。市民一人当たり10万円を給付する方針が説明されたことで、この定例会の議事はすべて終了した。
次回の本会議は、17日水曜日に質疑及び一般質問が行われる予定である。