令和3年6月29日、宇土市議会の定例会が開催された。今回の会議では、地域高規格道路の促進と修正される予算が重要な議題として取り上げられた。
地域高規格道路促進等対策特別委員会の委員長、宮原雄一氏が中間報告を行った。報告によると、熊本・宇土道路に対する令和3年度予算が1億円であることが明らかにされた。また、宇土道路の予算は21億8,800万円であり、前年度より10億4,800万円の増額であると述べた。
さらに、委員会では、用地取得状況が約99%に達していると報告され、事業進捗率は約35%であるとのことだった。工事計画には、海路口地区や笹原地区の用地管理工事が含まれている。議論の中では、特定の橋梁の建設遅れに関する問題も指摘された。委員から橋梁以外の課題に対する質問が出されると、執行部は交渉中であることを説明した。
続いて行われた各常任委員長の報告では、宇土市の経済政策に関する多くの議案が取り上げられた。特に、農林水産業への補助があります。新型コロナウイルスの影響で、農業者及び小規模企業に対し、経済建設支援策が承認された。経済建設常任委員長の西田和徳氏は、農業者向けの事業継続対策費や商工費についての詳細を説明した。
さらに、文教厚生常任委員会では、コロナウイルス対策としてワクチン接種に関連する予算が追加されることが報告された。特に、市長の元松茂樹氏は、接種開始のスケジュールについて言及し、約1万9,200人の市民に対する接種券が7月5日から発送されるとした。
その後、請願・陳情に関する議題に移り、松橋たばこ販売組合からの陳情が賛成多数で採択された。この陳情は、地域の分煙環境の整備に向けてたばこ税を活用するものだ。
議案第49号である宇土市固定資産評価審査委員会の委員の選任も全会一致で承認された。さらに、閉会中の継続審査と調査についても異議なく進められることになった。
最後に、議案第50号が追加上程され、令和3年度の一般会計補正予算が承認された。この補正予算により、約5,000万円が増額され、特につどいの広場の設置などが進められる見通しとなった。市長は、すべての案件が承認されたことに感謝の意を表明し、引き続き市民へのサービス向上に努めると述べた。