令和4年第2回宇土市議会臨時会が、10月21日に開催された。今回の会議では、新たに選出された議長や副議長の任命が行われ、重要な議題についての審議が行われた。
議事の中で、まず議長選挙が行われた。その結果、藤井慶峰議員が新たに議長に就任した。藤井議長は、「今後、共に宇土市を発展させ、市民の幸せを創造するための努力を惜しまない」と挨拶をし、当選を感謝した。
副議長には園田茂議員が選任され、挨拶では議会の改革を進める意欲を示した。藤井議長や園田副議長の選任によって、議会運営の新体制が整った。
続いて行われた議会運営委員会委員の選任でも、6人の委員が指名された。新たな運営体制の下で、効率的な議会活動の展開が期待される。常任委員会の委員もそれぞれ選任され、特に地域高規格道路促進等対策特別委員会が設置されることが決定し、地域の道路整備に向けた取り組みが強化される見込みだ。
また、宇城広域連合議会議員及び上天草・宇城水道企業団議会議員の選挙も行われ、それぞれの議員が選任された。この選挙によって、地域における水道事業や他の広域施策に対する協力体制が一層強化されることが期待されている。
さらに熊本県後期高齢者医療広域連合議会議員の選任も行われ、健康福祉面での取り組みが重視されることが再確認された。議案第83号として提出された宇土市監査委員の選任も原案通り承認された。
最後に、市長の元松茂樹氏は、専決処分に関する議案第84号の報告を行った。この中では、令和4年度宇土市一般会計補正予算について説明し、特に民生費や衛生費など地域福祉や健康対策に必要な経費が増加することを強調した。補正予算は合計で6億1982万円の増額が見込まれており、市民福祉の向上に向けた具体的な取り組みが示された。
この臨時会は多くの重要な決定がなされたことから、今後の宇土市の発展に向けて期待が高まっている。