令和3年3月の宇土市議会定例会が開会された。
元松茂樹市長は、施政方針として新型コロナウイルス感染症対策を最優先の課題として位置づけたことを強調した。市長は新型コロナウイルスワクチンの接種体制を整備し、市民に迅速な接種を実現させる方針を示した。次に、宇土市庁舎建設工事に関する契約締結案が議題にされ、過去の災害を受けた教訓を基に、再建が進められることが期待されている。
市長は、昨年の7月豪雨や熊本地震など近年の災害を振り返り、宇土市においても防災強化が必要であると述べた。特に、網田地区では土地の誤認問題が顕在化し、修正が必要だとの報告も行われた。これに伴って、市政の信頼回復に向けた具体的な施策も準備している。具体的には、給料の減額措置を取るとし、責任の所在を明確にすると約束した。
さらに、令和3年度の予算案についても説明があり、総額194億7,000万円が計上されている。これには、特に新型コロナウイルスに対応する施策が含まれる。収入源としては、地方税や国庫支出金が見込まれ、効率的な運営が求められている。