令和4年第3回宇土市議会臨時会が開催された。
議会では主に令和4年度の一般会計補正予算(第7号)について審議された。市長の元松茂樹氏はこの補正予算が新型コロナウイルス感染症や物価高騰の影響を受けた市民生活を支える施策として提案されたことを強調した。補正額は8,223万5千円増額され、総額は216億2,143万5千円になる。
元松市長は、今回の補正予算は特に原油価格や物価高騰の影響が大きい業種への支援を重視していると述べた。この状況下で、市民生活や事業者の活動を支援するために、様々な施策が必要であることを訴えた。歳入面では、財政調整基金の繰入金を使った予算調整が計画されている。
歳出については、民生費において物価高騰対策事業が計上されている。加えて、農林水産業費では葉たばこ乾燥用の燃油価格高騰対策給付金の計上がなされる。商工費においては、市内飲食店支援関連の施策が含まれており、教育費でも物価高騰対策が講じられている。
議案第85号は、審議の結果、賛成者が起立し、全員賛成で可決された。この補正予算の迅速な実施が市の成長に寄与することが期待される。
閉会前に、元松市長は市議会の協力に感謝の意を表すると共に、地域のスポーツ選手の活躍についても言及した。特に、宇土市消防団の全国大会での成績や、相撲大会における市出身選手の優勝を挙げて、地域の誇りを称えた。
議会の円滑な運営が行われたことを受け、元松市長は健康に留意するよう市議会メンバーに呼びかけた。議会は無事に終了したと報告され、次回の議会に向けて市民や事業者の支援を継続していく方針が再確認された。