逗子市で12月11日に開かれた令和2年第4回定例会では、逗子応援プレミアム付き商品券の販売方法に関して、議員からの多くのクレームが浮上した。発行予定数は3万5,000冊だが、販売初日に短時間で売り切れてしまったため、買えなかった市民から138件の問い合わせが寄せられた。市民協働部長の岩佐正朗氏は、販売方法の反省点を次回の発行に活かす考えを示した。
また、街並み美化の観点から、逗子市の景観に対する市民の関心の高さが評価され、共同での街づくりを進める重要性が強調された。これに関連し、逗子市では「まちなみデザイン逗子」として、民間企業と連携しつつ地域の魅力を発信するとともに、環境整備に取り組む方針が打ち出された。
さらに、小中学校の老朽化問題も取り上げられ、教育部からは施設の安全性向上に関する方針が示された。特に、施設整備に向けた予算編成について、市長は厳しい財政状況下でも積極的に対応する意向を示した。
また、逗子海岸でのブルーフラッグ取得に向けた取組も進行中で、環境保全や安全なビーチを目指す方針が明らかにされた。市長は民間の協力を得つつ、地域資源の有効活用を図る考えを示し、今後の施策に期待が寄せられている。
水難救助の協力に関する協定が結ばれたことも報告され、民間団体と公的機関との協力体制が整備され、逗子市の海での安全対策が強化されることが期待されている。