令和3年第1回逗子市議会定例会が開始された。会期は本日から3月17日までの24日間に決定した。
日程に沿って、次いで市長の施政方針と予算案の提案説明が行われた。市長の桐ケ谷 覚氏は、自身の2年間の任期を振り返り、市政運営の基本方針を示す意義を強調した。特に企業誘致や起業促進を通じた財政再建や女性が活躍する社会の実現が、逗子市の重要な目標であると述べた。
市長は、新型コロナウイルス対策を最優先に取り進め、特に4月からのワクチン接種を前提に、庁内に特別チームを設置し準備を進めていると語った。また、コロナ対策基金の活用によって、市民や事業者への支援策を実行することができたと感謝の意を表した。
さらに、市長は崖地対策や交通渋滞対策に関しても意見を述べ、特にJR逗子駅周辺の渋滞解消に向けた調査を行うことを確認した。地域住民の安全と快適な生活環境作りを目指し、積極的に施策を進める姿勢を見せた。
教育や子育て支援についても言及し、中学校給食の方式変更や、保育士の確保に向けた補助強化を提案した。新しい生活スタイルに対応し、特に働き方の多様性を認識した環境の整備を図るとした。
逗子市の将来的な課題として、池子米軍家族住宅問題に触れ、地域医療や災害対策の充実を求めた。特に、総合的病院の誘致計画が進まなかったことを悔やみつつ、住民が望む医療環境の実現に向けて努力する意向を表明した。
本会議は3月1日に次回が予定されており、市長の施政がどのように展開されるかが注目される。