令和4年第3回逗子市議会定例会が9月28日、開催された。
議案として取り上げられたのは、動産の取得に関する議案第39号、逗子市職員の育児休業等に関する条例の一部改正に関する議案第41号、逗子市の良好な都市環境をつくる条例及び景観条例の一部改正に関する議案第42号である。
議案第39号は、消防ポンプ自動車の購入に関して提出され、総務常任委員会では全会一致で可決された。総務常任委員会の高野毅委員長は、質疑において納入タイミングに関する確認がなされたと報告した。
議案第41号については、新型コロナウイルス感染症対策として、育児休業の制度を拡充することを目的としている。本議案も全会一致で可決された。
次に、逗子市の環境政策の一環として、議案第42号の逗子市の良好な都市環境を作る条例に関する改正も提出された。この議案は賛成多数で可決され、景観に対する関心が表明された。具体的には、景観向上や環境保全を目的とし、市民参加のもとで進めることを掲げている。
さらに、令和4年度一般会計補正予算(第4号)や国民健康保険特別会計の補正予算も議題に挙げられ、これも全会一致で可決した。財政の基盤を強化し、さらなる市民サービスの向上を図る意義を重視している。
陳情も数件提出されており、内容は、議会中継の拡充や議員報酬に関する手続き、また米軍人が関与した事件に対する市民の不安を受け止める必要性が強調された。特に米軍人による暴行事件では、対応策が求められた。
この日は市長の桐ケ谷覚君が出席し、次回の市長選への出馬を表明した。市長は、これまでの財政見通しに基づく施策の継続的な展開と新たな展望を持ったまちづくりへの取り組みを強調した。
平野和之議員は、コロナ対策に関する新たな提案書について言及し、教育や防犯、風水害の対策に関する質問を通じて、具体的な対応策や進捗の確認が求められた。すべての議案は積極的に審議され、着実な進捗が期待されている。