令和2年4月13日、逗子市議会の第1回臨時会が開催され、重要な議題が審議された。
主な内容として、市長の桐ケ谷覚氏が予算の繰越しに関する報告を行った。令和元年度の下水道事業において、必要な経費を令和2年度に繰り越すことが承認され、今後の事業運営に向けた重要な処置となるとの見解を示した。桐ケ谷市長は「この措置は、事業の円滑な進行を助けるものである」と述べた。
特に注目すべきは、専決処分の承認に関する議案である。複数の専決処分が報告され、議会はそれらについて迅速に承認決定を行った。会議では、桜山地区で発生した事故に伴う損害賠償の件について質疑が行われ、岩室年治議員が「事故原因についての詳細を求める」と問うた。これに対し、環境都市部担当部長の芳垣健夫氏は、事故の概要や背景を詳述し、今後の街路樹の管理についても「定期的に診断を行い、必要に応じ伐採等の対策を講じる」と強調した。
併せて、議長の辞職とその後の選挙が行われ、新議長に丸山治章君が選出されることが決定した。現在の状況下での議会運営の重要性が再確認され、丸山議長は「市民の信頼に応える議会を目指す」との抱負を表明した。これにより、議会は新たなスタートを切ることとなる。
議会では、副議長の辞職も承認され、匂坂祐二君が新たに副議長に選任された。議会運営の安定化に向けた人事が適切に行われた。
また、監査委員や常任委員の選任についても決議が行われ、各委員が指名された。議会運営委員の構成も整えられ、今後の議会活動に向けた土台が築かれた。
若干の委員変更や選任もあったが、スムーズな進行が見られ、次回議会に向けた準備が整いつつある。議会は引き続き市民生活を支えるため、円滑な運営が期待される。