令和元年5月30日、逗子市議会第3回臨時会が開催され、市民に影響を与えるさまざまな議題が討論された。
会期は本日から5月31日の2日間と決定。
報告第2号では、桐ケ谷覚市長がカーブミラーの飛散による損害賠償の専決処分について説明した。事故は昨年10月に発生し、今議会で報告された。この事故に関する損害賠償は、窓ガラス損傷のためのものであり、カーブミラーが他の車両にも影響を与えたとのこと。
環境都市部長の石井義久氏は、事故原因が台風の影響だったことを報告し、約400基のカーブミラーの点検を行う意向を示した。岩室年治議員は、カーブミラーの状況確認や点検の実施について質疑したが、その後の進捗状況については不明確な部分が残った。
次に、日程第3として、専決処分の承認が提案され、桐ケ谷市長がプレミアム付商品券の発行を目的とした予算措置について説明した。説明によると、予算額は8,795万1,000円で、低所得者や子育て世帯を対象としている。この事業は消費税引き上げの影響緩和を目的としているが、コスト対効果や職員の業務負担に疑問が投げかけられる場面もあった。
橋爪明子議員は、プレミアム付商品券の実施が実質的な効果を期待できるのかという観点から疑問を提示。国の補助に頼らず市の負担がかさむ懸念についても触れ、施策の透明性と持続性に疑問を呈した。また、議案は多数決で承認されるも、今後の運用についての懸念は残されたままであった。
最後に、令和元年度逗子市一般会計補正予算(第3号)についても説明が行われた。逗子海岸花火大会に関する経費の増額が提案され、これも賛成意見が多い中で進められた。今回の臨時会で議論された内容は、逗子市政の現状や今後の施策に大きな影響を及ぼすものであるため、市民の関心も高まっていると言える。