令和元年第3回逗子市議会定例会は、9月25日に開催され、市政全般にわたる一般質問が行われた。中でも特に注目を集めたのが、八木野太郎議員による市役所地下駐車場の利用方法変更に関する発言であった。彼は、利用者への更なるサービス向上を期待し、周辺商店街との連携による市全体の活性化にも言及した。
また、八木野議員はお年寄りや障がい者が安心して生活できる環境づくりを提言した。踏切の安全対策に関しても触れ、特に利用者の安全のために必要な対策を求める声が議会内で高まったことが伝えられた。彼は「山の根踏切の安全確保は市の責務でもある」と強調した。
さらに、路上喫煙防止に関する条例についても話題に上がった。市側は、一定の抑制効果があると分析しつつ、地域住民の声を向き合う必要性も認識していると述べた。この点については、今後のさらなる対策が必要とされている。
教育についても多くの議論が行われた。道徳教育のあり方や、いじめや校内暴力の抑止について、教育長は「いじめの認知は増えるべき」と述べ、教育環境の充実を強調した。また、英語教育についても、新学制度に基づいた対応が求められているとし、国際社会に対応するための教育方針が示された。
特に指摘されたのが、総合的病院の設置に関する議論である。八木野議員は産科についての要望を改めて市長に問いかけ、葵会病院の医療体制の不備を指摘した。市としても、地域住民の医療アクセスの確保は重要な課題とされ、今後の施策に影響を与える見込みが濃厚である。