令和2年12月の逗子市議会第4回定例会が開催された。
この会議では、会期が本日から12月14日までの15日間と決定された。議長の丸山治章氏の進行の下、早速議題に入る。
報告第12号の専決処分については、市長の桐ケ谷覚氏が、逗子市桜山8丁目での自動車事故による損害賠償に関し、地方自治法第180条第1項に基づき、処分を行ったことを報告した。その詳細には、事故発生に伴う賠償額が含まれている。
また、報告第13号では、桐ケ谷市長が防災行政無線デジタル化整備工事に関する専決処分について説明を行った。この工事の契約金額が増額された原因として、民間施設の閉鎖による設計変更が挙げられた。橋爪明子議員から、移設後の住民への影響についての質問があり、経営企画部長の福井昌雄氏が、聞こえにくい地区への対応策をとることを強調した。
続いて報告第14号では、草刈り機の事故に関する専決処分が報告され、松本寛議員は事故の原因と今後の安全対策について質疑を行った。環境都市部長の石井義久氏は、自走式草刈り機の移動における安全対策を強化し、誘導員を配置する方針を述べた。
更に、議案第75号で職員給与条例の改正が提案され、桐ケ谷市長は、職員の期末手当について、支給割合を若干変更する必要があることを説明した。議案第76号の逗子市市税条例の改正及び議案第78号の後期高齢者医療に関する条例の一部改正も同時に進行し、時間の都合も考慮しつつ、簡潔に議決されることとなった。
会議の終盤では、令和2年度の補正予算が提案され、新型コロナウイルス対策に関連した支出の増額と各種経費の調整が報告された。特に生活困窮者支援に向けた予算の確保が重要視され、議員たちは具体的な執行状況に注意を払った。
最後に、陳情も吟味され、各委員会へ付託することが決定された。