逗子市では、令和5年9月29日に行われた定例会において、逗子海岸海水浴場についての総括が報告された。 今年のシーズン中には、約22万人が海水浴場を訪れ、前年からの来場者数は88%であった。 しかし、猛暑が続いた影響から、特に若者や子供連れの家族の減少が顕著であったという。市長は、来年度以降もトラブルを防ぎながら、ファミリービーチとしてのブランディングを進める意向を示した。
次に養浜対策として、逗子海岸が抱える砂不足の問題が挙げられた。市長は、継続的な調査や地域の課題解決に向けた取り組みを進め、抜本的な対策を求める必要性を強調した。一方、海水浴場エリア外でのポイ捨てゴミの問題も指摘され、関係機関との連携による周知活動が強化される方針であった。
防災対策においては、聖和学院との避難所協定が結ばれ、妊産婦・乳児専用避難所が開設される計画が進行中。避難訓練も計画され、発災から3日以内の開設を目指している。また、小坪小学校近くの急傾斜地の工事進捗も確認され、来年度には整備が完了する見込みであった。
総じて、逗子市では、生ごみ処理の広域連携を進め、地域間の協力を強化しつつ、利用促進に取り組む。特に、葉山町との協議が進んでおり、収集袋の素材については、市民への周知と意識統一が求められている。今後も、地域住民が心地よく過ごせるまちづくりが強調された。