令和3年第2回陸前高田市議会臨時会が11月2日に開催され、重要な案件が審議された。
議会運営委員会委員長の菅野広紀氏は、今回の臨時会では専決処分として報告される案件が3件、議案が1件であると報告した。これによれば、会期は本日1日限りとすることが決定された。
日程第3の報告では、鳴石線雨水施設設置工事についての専決処分が審議された。建設部長の菅野誠氏による説明によれば、変更前の契約金額は1億7,873万1,300円で、351万2,300円の増額があったことから、変更後の契約金額は1億8,224万3,600円となった。一部設計変更が要因とされ、舗装や撤去に伴い処分量が増加したためである。
次に日程第4に進み、市道の整備工事についての報告が行われた。再び菅野誠氏が説明を行い、その中で変更前の契約金額から1万6,500円の減額があり、変更後の契約金額は1億7,375万2,700円に決まる。
さらに日程第5では、損害賠償に関する専決処分の報告が行われ、市公用車の事故に関する事例が示された。市側に過失があるとされ、和解金は市が62,654円、相手側が256,975円となった。
最後の日程第6では、令和3年度一般会計補正予算(第5号)について審議が行われた。総務部長の戸羽良一氏は、新型コロナウイルス関連の事業費や9月豪雨災害に関する復旧事業費が含まれていると説明した。総額で1億6,852万4,000円が追加され、歳入、歳出共に197億2,782万1,000円となる見込みだ。
補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策や地域経済活性化のため、プレミアム商品券の追加発行が含まれ、依然として経済に大きな影響を与えているとのこと。そして、その効果について議員から質疑が続く中、地域経済の活性化に向けた取組をさらに進める必要があることが確認された。議案は最終的に原案通り可決され、各議員の協力が感謝された。