令和6年3月定例会議が開催され、様々な報告や議案が審議された。
特に注目されたのは、令和6年度宮古市一般会計予算についてである。この予算は、一般会計における重要な予算であり、出席した議員からも多くの意見が寄せられた。予算特別委員会からの報告によると、議案第1号として提出された令和6年度宮古市一般会計予算の討論では、田代勝久君が反対の立場から意見を述べた。彼は、分散型電源の初期費用の高さや太陽光発電の維持管理の手間などに言及した。また、太陽光発電の事故補償保険料の高騰や、再生可能エネルギーの稼働率が上がることでコストがかさむことを指摘した。
反対意見を受けて、白石雅一君が賛成討論を行い、宮古市が気候非常事態宣言を出していることや、ゼロカーボンシティを目指していることに触れた。こうした背景の中、令和6年度の一般会計予算は賛成多数により可決されることとなった。
さらに、議案第23号から第25号にかけての職員関連の条例改正も全会一致で可決された。教育委員会の業務に関しても、より効果的に運用するための基準が改正され、現行の体制に即した改善がなされる。
また、議案第32号から第35号までは水道事業に関する規定の改正が行われ、特に水質基準における新たな基準の適用についても説明がなされた。これにより、上下水道の一元管理が行われるとともに、災害対応の強化が期待されている。
最後に、人権擁護委員の推薦案件も議議され、議会の同意を得た上で、町の法務大臣への推薦が行われることとなった。
このように、今定例会議では多岐にわたる議案が取り扱われ、宮古市の健全な運営に寄与する重要な審議が展開された。