令和4年第1回陸前高田市議会臨時会が、1月19日に開会した。
今回の臨時会では特に、新型コロナウイルス感染症対策に関連した補正予算案などが審議された。
会議の冒頭、議長の福田利喜氏が出席議員数が18人であることを伝えた。
続いて、議会運営委員会委員長の菅野広紀氏が今期臨時会の会期が本日1日限りであることを報告した。
この件については、異議なく承認され、正式に会期が決定された。
次に議題となったのは損害賠償の額を定め和解することに関する専決処分の報告である。
建設部長の菅野誠氏が、令和3年7月に発生した市公用車と民間車両の接触事故に関する報告を行った。
この事故により、交通標識の破損が認められ、和解に要する市の負担額は3万7,950円と定められたと説明した。
発言の中で、質疑は行われず、報告は無事に終了した。
第4議題は、令和3年度陸前高田市一般会計補正予算(第8号)であった。
この補正予算の内容には、新型コロナウイルス感染症対策関連事業費、除雪関連事業費が含まれている。
総務部長の戸羽良一氏は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5億3,022万5,000円を追加し、最大225億8,050万6,000円となることを説明した。
特に子育て世帯への臨時特別給付金が注目され、1世帯10万円を支給する予定である。
この施策は、社会的に困難に直面している家庭への支援を強調し、合計で約2,600世帯に適用される見込みだと述べた。
さらに、今後のワクチン接種に関しても言及され、65歳以上の高齢者への接種が2月1日から開始される予定である。
市長の戸羽太氏は、速やかに実施することを約束し、関係機関との連携が重要である旨を強調した。