令和6年第1回陸前高田市議会定例会が開会され、重要な案件が議題に上がった。
特に、市長の佐々木拓氏は、災害復旧や市政運営について所信表明を行い、地域支援へ向けた意気込みを示した。
佐々木市長は、元旦に発生した能登半島地震に言及し、被災者への哀悼の意を表明した上で、復旧作業に携わる関係者への感謝を述べた。
市長は、陸前高田市が東日本大震災の教訓を活かし、復興を進めている中で、地域経済活性化に向けて、ニッスイによるサーモン養殖事業を例に挙げながら、新たな雇用創出に期待を寄せた。
また、教育長の山田市雄氏は教育行政方針を発表し、被災地支援活動が行われていることを強調。教育環境の整備に取り組む考えを示した。この中で、地域コミュニティとの連携強化が重要であるとし、より良い教育環境を提供するための施策を進めていく意向を示した。
議案審議では、陸前高田市一般会計補正予算や陸前高田市まちづくり総合計画後期基本計画の策定についての提案がなされ、全体予算169億5,000万円を措置したことが報告された。
また、当初予算における企業立地奨励条例に基づく補助金を交付することが最も大きな要因として挙げられ、地域経済の活性化への期待が高まっている。
今回の議会では、次期年度予算も上程され、合計19件の補正予算、条例案、及び新年度予算案が一括で審査されることに決定された。
最後に、議選第1号の選挙管理委員会委員及び補充員の選挙が行われ、議員からの推薦を受けた候補者たちが選出された。本議会は、地域の声を反映させ、住民の生活向上に寄与するための重要な正当な場である事を示した。