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財政状況や日本遺産の活用を巡る質疑が展開された令和6年第2回陸前高田市定例会

令和6年第2回陸前高田市定例会で、財政状況や日本遺産の活用についての質疑が行われた。市制70周年に向けてのシビックプライドの醸成も議論された。
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令和6年第2回定例会が2023年6月21日に開かれ、重要な一般質問が行われた。議員からは財政状況や新たな施策への取り組みが問われた。

特に注目されたのは、「事業の評価、取組について」の質疑である。中野貴徳議員は、市の財政調整基金が減少している現状を指摘し、今後の展望を問うた。これに対し、佐々木拓市長は過去の経験を踏まえ、より重点的かつ効果的な施策を目指す必要性を強調した。さらに、財政状況がよいとの声もある一方で、実際には公益に資する施策の費用対効果についても疑問を呈した。

次に、日本遺産の活用についての取り組みも議論された。中野議員は、陸前高田市の観光資源としての魅力を評価し、「みちのくGOLD浪漫」の地域活性化に向けた連携強化を求めた。これに対し、地域振興部の村上知幸次長は、官民が協力して観光振興に努める姿勢を示した。

また、「市制70周年を契機としたシビックプライドの醸成」というテーマについても盛り上がる議論が展開された。市民が郷土への誇りを持つ機会として、様々なイベントや企画が求められている。市長も、全国に所在する市出身者との繋がりを強化する方針を表明し、シビックプライドの向上を目指して策を講じる考えを示した。

さらに、保育行政についても質疑が行われ、保護者からのニーズを集約し、より効果的に政策に反映する方法が問われた。福祉部の細谷勇次部長は、今後ニーズ調査の見直しなどを考慮した姿勢を示した。

最後に、高田高校との連携が語られた。市長は、地域のニーズに応じた教育機会の提供を重視し、特に未来を担う人材を育成する重要性に言及した。地域みらい留学制度の導入に向け、県内外から生徒を受け入れる仕組みの整備が課題であると認識を示した。

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議会名令和6年第2回陸前高田市定例会
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